臨界期を過ぎると真似するのは容易でない

臨界期を過ぎると子供のように簡単に真似る事ができません。臨界期前の子供は優れた能力を持っています。東大の峯松信明氏は子供の言葉の特徴を解析しても母親を特定できないと言っております。

峯松氏は私には今年9 歳になる娘がいますが、彼女が言葉を獲得していった過程を見ると、機械がやっていることと、非常に大きなギャップがあると言います。子どもは主に母親の発声を聞いて言葉を覚えますが、母親の声色をそのまま出そうとはしません。自分の声色で母親の言葉をまねようとします。しかも初めて聞いたおばあちゃんの言葉もちゃんと理解できると言うのです。うちの娘は音声認識のソフトのように、35 万人もの声を聞いたことはありません。それでも初めて声を聞いた人の言葉をちゃんと認識できると言います。

このように臨界期前の子供は聞いた音声から自分の声色で発音ができる能力があります。

しかし、英語だけでなく言語習得にはかなりの時間が掛かり、我々が話す日本語も実はかなりの時間をかけています。母音を話すだけでも1年以上は掛かっており、幼児期という脳がまだ未発達の時期ではありますが現実的にはある程度の日本語話すまでには少なくとも数年の時間を掛けてようやく発音ができるようになっているのです。

その結果、発音は運動でありながら、ほとんど意識しなくても日常会話ができるくらい見に付いています。このように身に付いてしまった日本語の発音の癖は何も考えなくてでてきてしまいますので、英語の発音の習得はその日本語の癖との戦いもあります。日本語の癖と戦いながら英語の音を学習する訳ですから、我々が母語として日本語を習った時よりも難しい状態にあります。

そのために臨界期以降に言語を学ぶ場合には何等の方法これらの弱点をカバーする必要があります。

これを克服するために回数を要求する教材や本がありますがまったく根拠の無い数字です。臨界期を過ぎてしまえば300回繰り返してもほとんどの人は本当に真似ができません。もちろん時間を掛ければ良い訳でもありません。

私の体験から言えば時間や回数でなく、日本語の発音の癖を理解して英語の発音を知り、自分の発音を聞いて直す事に尽きます。

効果的は方法はフィードバックを得て直す事です。最も簡単なフィードバックは録音をして発音を矯正する事です。そしてネイティブの持つ英語の音の特徴に合わせる事です。

言語は錯覚で音素が聞えていますから、注意が必要です。そのために言語の基本的な音がどうであるかを意識して聞く必用があります。

音声というのは物理的には連続的に変化する音のストリームであり、その音を聞いて錯覚で音素があるように聞こえるのです。
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