英語のインプットとアウトプット
英語学習にはどちらかと言えば、インプットを重視する傾向があります。特に目立つのが英語をたくさん聞けとか、たくさん読めというものです。英会話学習においてひたすらにインプットを増やすのは効率の良いものではありません。マラソンの選手でも水泳の選手でもひたすらに練習するだけではなく、常に効率の良い方法を考えてトレーニングをします。英語を身に付ける場合でも同じです。英語を高速で音として理解する場合と文字で読む場合は脳のプロセスが違います。これに関してはリスニングとリーディングの項を参照してください。

私は数十年の英語の勉強においてそのほとんどをインプット重視の量をこなすことをやってきました。アメリカの大学では必然的に大量に読まされました。通訳の仕事では必然的に大量に聞きました。しかしある時、英語の発音の関心を持って夢中で発音で自分の発音を注意して聞く練習をしていると不思議な事を感じ始めました。

それは英語の発音の練習と共に発音が楽になっただけでなく聞くのが楽になり、英語が記憶し易くなりました。その時英語とはこんなに鮮明に発音している言語なのかと驚きました。以前から英語文化圏ではなぜモゴモゴ話してどうしてはっきり発音しないのかと不満を持っていましたが、発音を録音して意識を持った練習を繰り返す事によろかなり英語がクリアーに聞き取れるようになったのです。


どうしてこのような事が起きるのか大変興味があり、ネットで調べてみました。それはどうも音の持っている特性と人間の脳や記憶に関係があるようです。まず音の持っている特性とは我々が話す言葉の音は大げさに言えば人類が長いこと時間を掛けて作り上げた音としの言語のノウハウの集積みたいなものだと言うことです。幸いにも我々は母語を臨界期前には人間の音声の持っている特性を最大限に生かして学習しています。


発音が良くなると記憶しやすくなるのは
2つの理由があります。日本語訛りの英語より自然な発音の方が筋肉の動きが容易になるので脳が覚える情報量が大幅に少なくなります。数値で計りようがないのですが、感覚的には3分の1くらいとか随分楽になります。また発音が良くない場合に自然な英語を聞いても、自分が実際に発音する際には脳で筋肉に指示をだす場合には実際の音とは違ったシグナルを出していることになります。

しかし、発音している本人もそれは実際に聞いた音とは違うことが分かりますので、現実には理想としている音の情報と、筋肉に指示を出す自分の発音できる音の情報が別になってしまいます。理想論を言うのであれば自然な音をそのまま発音できるなら覚えている理想音がそのまま使えるはずです。


英語は音でインプット・アウトプットする場合と文字でインプット・アウトプットする2つの面を持っております。英会話の場合には音を使いますので、文字によるインプットはあまり効果的ではありません。英語を読む事により知識が増え、聞き取りが楽になると言う側面はあります。しかし、効果的かどうかとなればあまりにも遠回りの勉強方法です。自分は無口だから、本を読むのが好きだと言う人がいるかもしれません。

しかし、英会話を上手くなりたいのであれば、英語を音で聞き、音で話すインプットとアウトプットを増やすべきです。初期の英語学習者であれば音と文字のインプットを増やすというのは英語検定試験などの対策ならばともかく、英語の力をつけるためにはどちらか好きな側面をより重要視すべきです。例えば聞く事を重視するのであれば、同じ音を媒体とする発音に力を入れるべきです。英語の聞く力と発音する力や非常に似た能力を必要としますので、耳からのインプットを増やしてもアウトプットである発音の練習をしないと言うのは非常に意味の無い事です。



先日、英語学習のメールマガジンに次の励ましがありました。

「なんども なんども」
なんども なんども 繰り返す
なんども なんども 繰り返す なんども なんども
なんども なんども 繰り返すと はずみがつく
なんども なんども 繰り返すと 勢いがつく
はずみがつき 勢いがつくと おもしろ味が出てくる
どうしようもない人間が あたりまえの人間になるには
ただ なんども なんども 繰り返す事だ
専門家と言われる人間が 秀才や天才と呼ばれる 
人間になるには唯一の道は 激しく 熱心に 
なんども なんども 繰り返すことだ
激しく熱心に なんども なんども 繰り返すうちに
力が集まり 充実し 熟してくる
期の熟したものは 何でもおもしろく うまいものだ

繰り返す必要性は認めますが、ひたすらに何の目的意識を持たない、インプットやアウトプットだけのための繰り返しは時間浪費になる場合が多いことを理解する必要があります。
英語学習は脳を目的意識を持って最大限に活用すべきもので、それが脳にとって一番楽しいと感じるはずです。
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