英語の発音は歴史と共にダイナミックに変わる

英語は最初は15万人だけの言語として始まった地域言語が、いかにして15億人が使用する世界一の言語に発展したのでしょうか。「英語の冒険」には「英語」が語る、スリルと興奮、波瀾万丈のドラマに彩られた冒険物語が詳細に語られています。この中では歴史の過程で英語がどのようないろいろの国の影響を受けているかが述べられています。

これを読むとなぜ英語は不規則が多いのかを良く理解できると思います。

現代の英語でも日本語でも年月と共にそして話される国により言葉は変化していきます。その結果発音される言葉やその音には幅があります。英語の単語の発音にはかなりの幅があり、音の幅の狭い日本語話す我々からは驚くばかりなのです。本家の標準英語を話す英国でさえも発音に大きな変化がでています。例えばGatwickのt を声門閉鎖で発音するのは,ロンドン下町のコックニーに認められる特徴と目されてましたが、最近ではテムズ川の河口域を中心とするイングランドにおいて広く認められるようになってきたそうです。

声門閉鎖音とは日本語にもありますが/ちょっと/を発音する時に/と/をつけないで/ちょっ/発音する時の最後の音です。音自体はないのですが音が急激に止まる音です。このtを声門閉鎖にする発音はまだ辞書では認められていない発音です。英国の辞書でも現実的に使われている音と辞書で表記されている音に違いがでてきているとしています。我々は辞書を頼りに言葉の意味や発音を習いますが辞書さえも言葉の変化に対応できていないのです。将来英語の/Gatwick/のtは発音されないで声門閉鎖音となるだろうと言われています。Jean Aitchison氏によると来世紀には英国の英語からはpとtとkの発音は声門閉鎖音もなくなり音が消えてしまう可能性もあるとしています。

このように音に厳しく伝統的な物を大事にする英国でさえ音の変化が起きております。音の変化とは音の幅を意味します。なぜならば英国の例をとればtの音を従来のまま発音する人もいるし声門閉鎖音にする人もいるからです。それではロンドンの第二空港である/Gatwick/のtはどのように発音したらよいのでしょうか。多分英会話学校ではtの発音を教えるのでしょうが実際はどちらでもまたその中間くらいの音でも良いのです。そうなるとtはどのように発音されるべきかと言う音素的な考えは意味がありません。

発音する練習は一つの音だけで良いのですが聞く場合はいろいろな音が聞き取れなくてはなりません。発音に幅がある場合にはどのような音にも対応できるようにするには発音のプロセスを真似ると良いのです。発音に揺れがある場合に理由はほとんど言い易い方向に向かいます。元の音であっても新しい音であってもその発音プロセスは非常に似ているのです。上のtの発音で言えば本来のtの発音も声門閉鎖音も非常に作り方が似ています。来世紀には声門閉鎖音が無くなるかもしれないとの予想ですが声門閉鎖音から音がまったく無くなるのも非常に似ています。音は発音できれば聞き取れると言われますが自分が幅を持った発音をする必要はありませんが自分でも幅のある発音練習をしておけば聞き取りは大変楽になります。

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