学ぶなら正当派の英語を目指す

2006年10月24日のフジテレビの「ニュースJAPAN」の放送でインド人とフィリピン人の方が日本人の英語学習に関して批判的な発言をしておりました。内容は「日本人は米国英語に拘りすぎて英語が話せないのではないか。そしてインドやフィリピンではコミュニケーションを目的とするからあまり文法や発音には拘らない。通じる事が最も重要だ。」と言うものでした。日本人にもこのように英語は通じれば良いと心臓英語を主張する人がおります。

しかし、日本人が学習する英語はクレオール言語やピジン言語ではなく正統派の英語をめざすべきです。英語と現地の言語が融合した言語を「ピジン英語」といい、英語の“business"が中国語的に発音されて"pidgin"の語源となったとされています。クレオール言語とは意思疎通ができない言語間でその言語を母国語としない商人や現地の人によって自然に作り上げられた言語が、その話者達の子供によって母語として話されるようになった言語を指すます。これが根付き母語として話されるようになった言語がクレオール言語です。旧植民地などで現地に確立された言語がない地域に多く存在します。

インドやフィリピンの場合にも存在し、ハワイでもピジン英語と呼ばれるものが長く存在しました。日本人が習う英語との違いは正式な英語を習う機会が無かった人たちが母語を生かしながら自然に覚えた英語なのです。英語を正式に習う機会のない状況下で覚えた英語なのです。「ニュースJAPAN」の放送でインド人とフィリピン人の方は若い方でしたから、学校でも正式な英語を習ったと思われます。私は逆になぜ正しい発音を習わないのか、練習しないのか質問をしたいと思いました。インド訛りやフィリピン訛りの英語を話すのはその地域外で話すのであればメリットは何もありません。ハワイでも親がピジン英語を話しても2世や3世くらいになりと、正式な英語教育を受けた人が多くなり、正しい英語を話すようになりました。

私は長い事通訳をやっている間に多くのインドの方の英語を聞きましたが、早口で大変聞き取り難い英語です。英語は第二言語として話す人も多くいますので、強い訛りで話されれば聞き取りは大変苦痛です。オーストラリアやニュージーランドでも変わった英語を話しますが英語の基本的な特徴は米語や英語と同じです。しかし、インド英語はインドの英語の発音とは違う母語の発音の訛りで英語を話すために非常に聞き取り難いのです。話している人にとっても非常に発音がし難いと思われます。

日本では英語教育は無いけど必要性があるため止む無く英語を話す人は大変少ないと思われます。そうであれば、なるべく正しい、きれいな英語の発音を身に付けるべきです。その方が楽に身に付き、上達も非常に速いのです。英語がコミュニケーションの使われているからと言って、悪い部分は絶対に真似るべきでありません。どのような言葉を話すかは、実際に多くの人が使うかどうかで決めるべきです。世界的なスケールで言語をみた場合に言語の絶対数は減りつつあり、少しずつ言語が均一化しつつあります。日本においても地方の訛りは消えつつあるのが実情ですこれが良いかどうかは別の問題ですが、コミュニケーションの道具してみれば同じ言語を話す方がより効果的であり、教育の点からも理想的であります。

言語は日本語も英語も色々な多言語の影響を受けていますので、純粋な言語などは存在しません。しかし言葉も生物と同じように自然淘汰されますので、ある程度の年代を経過した言語であれば、その結果として発音し易いとか、便利とか、覚え易いとかの理由から現在でも使われているのです。言語を学習するのであれば、言語が落ち着くまででも長い間使われてきた言語を習うべきです日本語訛りの英語が個性を生かした英語と言うのは大変に間違った考えだと言わざるを得ません。

日本の伝統芸能でも長く続いているものは全てどこか洗練されており、その良さが長く続いている理由でもあるのです。

言語の歴史をみれば、長い時間を掛け言語は常に話者にとって都合の良い方向へ変化してきています。そして英語を長く話している英語の発音には多くの必然的に進化をとげ、その必然性の多くは発音のし易さと密接な関係があるのです。

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