音声英語(話し言葉)と文字英語(書き言葉)は違う

本来は話し言葉と書き言葉は別のものです。もちろん英会話は英語の話し言葉です。言葉は話し言葉から始まりましたが、書き言葉が発明されてから徐々に話す言葉と書き言葉を一致させる規則や動きでてきましたが、現在でもこの2つには大きく違います。基本的には話す言葉は音だけで伝えるために、それ程複雑な表現には向いていません。書き言葉は書く時も読む時も時間を掛ける事ができますので、かなり複雑な事まで書けます。

しかし、話す言葉の構造は簡単ですが、話す人の声を聞いてだけでどこの出身だかとか、どのような感情で話しているが分かるほどの付帯的な情報を持っています。音声の声紋を調べると体格や年齢や性格まである程度が推察できます。書く文章では難しい構造の文章が書けますが、音声のようには文字以外の情報は提供しません。電子メールでしばしば問題になるのは、話し言葉を文字だけで送るため誤解を発生させるからです。電話の音声ならば同じ事を言ってももっといろいろな事を感じ取る事ができます。

話す言葉は通常は頭に浮かんだ言葉をそれ程意識せずに話すためには、母語であろうと第二言語であろうと、かなりの発音の反復練習がなければ話すことができません。そのくらいの話し方でないと、話す方も聞く方も疲れてしまいます。書き言葉は時間を掛けて書きますから、頭に文章さえ浮かべば特に反復練習をしなくても書く事ができます。

しかし、話し言葉を文字書く場合が多くあります。英語の教科書は話し言葉の説明が書き言葉で書かれていますが、英語を話すためには文字を読むのではなく脳で記憶して、反復練習しておかなければ使いものになりません。その音の出し方はかなりの練習が無ければ自然な発音になりません。書き言葉を音声で伝える場合がありますが、それはラジオやテレビのニュースや政治家の演説等です。

しかし、これ等の場合は聞いただけでも理解できるようにあまり難しい構文とはせず、その上に話す場合にもはっきりと聞こえるような発音をします。

話し言葉を発音したり、聞いたりすることはどちらかと言えば聴覚とか肉体的な学習で、楽器を演奏したりするのに似ています。運動や言葉や聴覚と全体的な脳の働きとなります。

しかし、書き言葉を書く事は頭脳だけの作業ですから数学の問題を解いたりするのに似ています。脳の働きは文法とか言語の中枢が主たるものとなります。英会話の学習者のよくやる誤りは、あたかも書き言葉を書くように話す事です。十分な発音運動がなされていないために、仮に文法的に正しい文章でも、発音がぎこちなく、聞いていても聞き取り難い傾向にあります。英会話の話し言葉は比較的簡単な構造で、話し易い音の並びとなりますので、ある程度慣れてくると、聞いただけで覚えられるような表現が多くなります。書き言葉よりはずっと楽に覚えられます。このように話し言葉とは音の持つ微妙な違いを発音したり、聞き取ったりするための言葉です。

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