正しい学習の選択には学習者力が必要

なぜ英会話学習の方法は進歩していないのでしょうか。それはニューロ・エコノミクスがおおきな要因となっていることは間違いありません。これらは科学的にも証明できる現象なのです。英会話学習において多くの人がまだ何か画期てきなシンプルな方法があると信じている人は多いと思います。また英会話は上手になるとか改善したとかの評価をするのが難しい事も原因です。薬であれば大掛かりな治験をすることができます。ガンであれば良くなったかどうかはfMRIとかPETとか光トポグラフィで診断ができますが英会話には簡単に判断するツールがありません。実験はできない事は無いのですが薬よりは遥かに難しいのです。言葉は日常生活と非常に密接な関係がありますので学習方法の実験をするのであれば完全にある程度隔離する必要がでます。これは人権にも関わることで完全にコントロールされた状態での実験は不可能だと思われます。

その結果「痛いの痛いの飛んでいけ」ような精神的効果でも教材は売れてしまいます。需要があれば供給するのは当然の原理です。最近売れている本で「患者力 弱気の患者は命を縮める」という本があります。その中で患者力の必要性を説いています。患者力とは「医療に関する情報を集めて、納得がいくまで調べ、病院を探し、よい医師と交渉すること」を意味しています。患者の方からは医者からの情報が少ないと言う不満がありますが、医者の方からも患者が決めなくてはならない事を医者に任せすぎると言う不満もあるのです。英会話にもこれは同じ事が言えます。違いは英会話が命に関わらないので安易に考えても大きな社会問題にはなりません。しかし英会話に関しても情報を集め、納得いくまで調べ、学校や教材を探す事は大変重要なことです。

もしネイティブに教えてもらうのが本当に良いのだとすれば、その利点は何でしょうか。その理由は何でしょうか。英会話で発音は大事でしょうか。それはどうしてでしょうか。英会話を聞くだけで上手になる事は可能でしょうか。もし可能であると思うのであればどうしてでしょうか。可能では無いと思うのであればどうしてでしょうか。英会話を習得するためには翻訳する能力も必要でしょうか。必要で無いと思うのであればどうしてでしょうか。大人になってもきれいな発音を身に付ける事は可能でしょうか。可能であればどうすればどの方法が一番効果的な方法でしょうか。

音楽聞いて、言語力が上がったりすることは脳を研究する科学的見地からありえません。「声」と「音」は脳で処理するところが違うのです。大脳内にある言語をつかさどる言語野と音楽をつかさどる音楽野は違う場所にあります。ただし、効果があるかどうかでいえば、効果があると言えます。それは音楽を聴くことによってアルファー波が出て、冷静になり、集中できるようになり、プラシーボ(プラセボ)効果で効果により英語を聞いて精神的に本当に効果がある感じがして、使ったお金の元を取ろうとがんばるので実際結果が出る現象はあるからです。しかし、医薬の分野ではこれは偽薬と断定されます。実際に副次的な効果があるかではなく、効果が上がると言う科学的な裏づけが必要だからです。

私は音素の練習や多読することが発音やリスニングに効果的であるという教材の掲示板に聞く事の重要性を何度か書いてみました。どう科学的に判断しても音素の練習や本を読むことがリスニングに効果的である根拠はありません。しかし私の書き込みにはほとんどの反響もありませんでした。自分が信じている事は信じ続けたいという惰力が働くのではないかと感じています。人間は以外と簡単な事で信じてしまうし、それを信じ続けてしまうものです。大きな原因は意外と人間は権威に弱いものですから、誰かが言ったとなるとそれを考えもせずに信じてしまう傾向がありまし。やはり冷静に考える事が重要です。また権威一人の声を聞くのでなく他の人の意見も参考にすべきだと思います。ここでは色々の人の意見を引用してなるべく個人の判断の間違いを避けるようにしました。

英語はもとより英会話に限定してもかなりの時間を必要とします。独学でやるにしても、ある程度のコストも掛かります。時間と金を賢明に使うためにもこれらの質問には明快な答えがでるくらいの知識は必要です。ここではいろいろなサイトを引用しながら英会話学習の知識を提供します。もし英会話学習に疑問があるのであれば、自分でその答えを探す事は英会話学習を始める前に絶対に必要だと思います。そのためにはインターネットは大変便利なものです。

インターネットで英会話教材や学校を調べると意外と科学的な根拠が無いとか、間違った説明が多いことに気が付きました。英会話を学ぶ人は概ね知的レベルの高い人が多いのですが、文科系の方が多いせいかあまり科学的かどうかには拘らないのかもしれません。しかし英会話を学ぶためには筋肉運動とか記憶とか体全体を使う高度な行為でありできれば理に適った学習法を選ぶか選ばないかは時間的にも金銭的にも大きな違いがでると思われます。ある英語関係の掲示板で「発音はどれくらいまで上達させる必要があるか」の問いに「日本人の平均的なレベルまで」と答えがありました。無難な答えではありますが、その理由が人並みに話せれば良いということですから根拠がまったくありません。もし答えが「相手が理解できるために」と言うのであれば、私は別に発音を練習しなくても理解されるので発音の練習の必要性は感じません。疑問が沸いたら答えは自分が納得できるまで探すべきです。

学習者力を試すためには自分の知識を活用することと、実際にやってみることを勧めます。例えば「聞いているだけで英会話がうまくなる」と言う教材があればそれ自分の知っている常識で信じられるかどうかを判断することです。ネットワークを使い知識を得ることも大事です。そしてもしその方法が自分の知識を使い判断してその方法良さそうだというなら実際に試してみることです。目安は3時間から5時間やってみて実際に発音が良くなったとか、英語を覚える効果があるかどうかを判断することです。もしその効果が感じられなければもう一度考えてみるべきです。少なくとも自分が練習して上達が自分で感じられる方法を探すべきです。幾つかの良い候補がある場合には同じような条件で試してみて、その結果より効果的な方法を選ぶべきです。

ネット等で意外と多いのは学習方法の論議ですが、多くの人は自分が良いと思っている方法がなぜ良いかの理由を理解しないでやっているケースが多いようです。また学習前に何が正しいかを探し求めることは必要ですが、英会話学習を始めてからはまだ他の教材や学習方法を探す人が多いようですが不思議な事です。自分の選んだ方法に疑問を持ちながら学習して良い結果を期待するのは難しい事です。どのような教材も手法も効果が無いことを証明するのはいとも簡単です。しかし本人にとっても他人にとっても何の意味もありません。これでは優れた方法でも良くなかったと判定してしまう可能性があります。

どのような素晴らしい方法でも、やっている人が完全に信頼できるものでなければ集中して勉強できませんので、本当の効果は期待できません。するとこれはもう教材や学校の問題でなく、勉強する人の生き方の問題になります。勉強方法を選ぶなら自分が完全に納得する物を選びやるべきです。選んだらとりあえずそれに集中する事です。良いと信じている方法であれば後は蓄積の問題ですから、数年もすれば必ず効果が上がります。心配ありません。

最も心配なのは次から次に教材を変え、その結果何が良いか分からないまま、更に次の教材を探し続ける事です。このような学習者の多くの方は良い教材が無いと嘆きますが、このような姿勢では絶対に良い教材に出合えるチャンスはありません。チャンスがあっても素通りしてしまい、チャンスを物にできません。

英語の教え方には相反するものが多くあります。聞けば分かると言う教材もあれば、聞いても分からないという教材もあります。自分の発音は音声分析ソフトを使いなさいという教材があれば、自分で聞いて判断しないさいと言う教材もあります。良くある考え方が相違する教材を同時に進めてしまうことです。英会話を勉強している人にいろいろな事をした方が早く覚えるような錯覚をしている人もいます。英会話に必要なのは話すことと、聞いて理解することです。

英会話の学習で重要なことはいかなる方法でもかなりの事を覚えなくてはなりません。そのためには学習方法はなるべく数を少なくすべきです。それにより習熟してその効果が期待でき、楽しくなり、更に勉強するサイクルにすることです。勉強時間を効率化させる事と、できれば知的好奇心を持って長く勉強することです。だから学習方法は絞るべきなのです。切迫感を持って必要性をもって勉強する場合もありますが、できれば勉強して上達するにつれ楽しくなる方法を選ぶべきです。自然と集中して長く勉強してしまうはずです。

日本に原子物理の世界を広めたのは仁科芳雄博士であるが彼は大学に入ってから1年以上原子物理学の将来性を調べてから、本格的な勉強を始めたのでどのようなことが起きても心の揺らぎが無かったと聞いています。英会話をやる場合にもぜひ学習法の選択は慎重にしてください。私なら英語学習を完全に停止してまず理想的な学習方法を選びます。

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