英会話学習の年齢的限界はあるのか

よく次のような質問を受けます。「もう何年も聞き流しや英語番組などでリスニング上達を目指していますがまったく、聞き取れるようになりません。すっかり意気消沈しています。やっぱり30歳過ぎからだと無理なのでしょうか」私はすぐにこう言います。「冗談ではありません。私は英語を数十年勉強していますが、50才を超えてからが一番効率良くなりました。それは長いこと勉強してより良い方法が分かってきたからです。肉体的には衰えていると思いますが、脳の働きがそれをカバーしてくれています。

決論から先に言えば、実は年齢はあまり関係ありません。子供の方が音の聞き取りや発音の習得に有利だとはよく言われる事ですが、実際には小学校も4年生ぐらいになると、すっかり日本語のカタカナ発音になる子供が多くなります。だからと臨界期の前でも10才くらいになると年齢はあまり関係ありません。しかし生理学的に見れば20才を過ぎれば聴覚は衰え、脳細胞も減り続けますのでこれは誰でも避けることはできません。どうして年齢にあまり関係ないのでしょうか。それなりの理由とそう言える経験もあります。

私は英会話を40年近く勉強していますが、20才の頃にはNHKのテレビ英会話で勉強していました。平均的な人よりは英語ができたと思います。21才から26才まで英語文化圏の大学でマーケティングを勉強しながら英語もやっていました。このころが肉体的に、時間的に、環境的に、意欲に最も恵まれていた時です。その間は24時間英語に浸かっていたことになります。その後はビジネス通訳をやっていましたが1日の多くを英語の仕事や勉強をしていました。

55才を過ぎてから英語の発音や聞き取りに関心を持ち始め、現在に至っていますが現在の聞き取る能力や発音するレベルは20代の頃とは比べられないくらい良くなっています。特に55才以降に一番レベルが上がったと思います。これはどちらかと言えば研究をしたいと言う願望がありましたので、英語の発音や聞き取りの本質を知りたいとより理屈に適うアプローチができたからだと思います。

学生の時や通訳の時は英語を道具として使っていましたので、どう使うかに集中しておりましたので、自分の同時自体を磨こうと言う強い願望は沸きませんでした。50才を過ぎてからの方が道具そのものの英語の発音を良くしたいとか、より聞き取りがうまくなりたいと言う願望は一番大きかったと思います。何でこんなに長い間やってきたのにできないかと悔しい気持ちがあった事も事実です。

何を言いたいかと言えば私の過去を振り返っても肉体的に、意欲的みて最大であった20代でも最高の成果を上げられなかったのです。しかし、私の聴覚は衰え、脳細胞も減り続けていることは間違いない事実ですが、能力は格段と高まりました。

何が違ったのでしょうか。それは私の勉強の方法が正しく無かったと言えます。正しい方法を選び、意欲を持ってやれば肉体的に20代と50代と違っても克服できるのです。もし最初から正しい方法が選べていれば、現在の方が20代よりはレベルが上がっているに違いありません。正しい方法とは自分で発音がうまくなったとか、聞き取りが良くなったと実感できる方法です。これなら楽しくていつまで続ける事が可能です。

英語の聞き取りは聴覚で音を音響的にとらえて、その音がどの意味になるかを仮説をたてて意味のあるものとして特定します。私は聴覚で音を感じるよりは、その音の意味を推察する能力の方が何倍か重要だと思います。だから私の聴覚は20代の方が良かったはずですが、聞いた音の判断が十分で無かったと思います。

英会話の勉強は日本の伝統芸能に似たところがあります。肉体的な部分を必要としますが大きな負荷でないために、どちらかと言えば経験や蓄積が重要な意味を持ちます。そうなると死ぬまで能力が高まるとは言えないまでも日本の伝統芸能や他の芸能や芸実の最高峰の方々が活躍されているくらいまでは総合的な英語力は高まるのは間違いないと確信しています。

記憶力と言うのはニューロンの数が減り続けても学習により100才近くなっても高める事ができることはすでに証明されています。

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