学ぶなら米国英語か英国英語か

最近、英語の発音で英国英語を希望する方が多くいます。英国英語でも米国英語でも好きな方を選べば良いように思われますが、私は言語は歌のようなものでは無い気がします。理由は言語は楽しんだり、情報を入手したり、会話を楽しむ道具であると考えると単に好きとか嫌いで決めるのでなく、道具としてはどちらが得かで考えるべきだと思います。もし日本語を習う外国人がいたら我々は躊躇なく関西弁でなく東京弁を勧めると思います。これは東京弁の方が標準に近いからだと思います。

標準の方が良い日本語であるとは思えません。どちらかと言えば関西弁の方が日本語の伝統に準じているかも知れません。ではなぜ標準語に近い方を勧めるのでしょうか。その理由はより多くの人が標準語は話すのが理由ではないかと思います。すると標準語で話す人が多いし、映画などでも標準語に接する機会が多いからだと思います。

では英語は何が標準語でしょうか。言語の歴史から見て正統性で判断するなら標準英語は英国英語かも知れません。しかし話す人の数で言えば米国英語になります。日本でもコマーシャルに口語調の英語が使われる事が多くありますが、そのほとんどは典型的な米国英語の発音です。英語を道具としてみるなら多くの人が使う米国英語の方がずっと重宝です。それだけ多くの人が使っているから、それだけ接する機会が多くなります。

私は数十年英語を聞いていますが、未だに英国英語は聞き取りが苦手です。つまり英語を長く聞いたからと言って何でも問題なく聞き取れるのでなく、右利きや左利きのように得意な英語があります。するとどちらを利き手のような言語にするかは大事な選択となります。

英語の映画などではアメリカ映画でもいろいろなアクセントの英語が出てきますので所詮米国英語だけで済まされません。しかし、だからと言って英語の学習の段階でいろいろの英語を聞いたり、使ったりするのは大変効率の悪い事です。英国英語と米国英語だけをとっても発音だけでなく用語の使い方でもかなり違います。そうであればとりあえず一つの英語に集中してかなりのレベルで英語が使え、聞き取れるようにすべきかと思います。そのためにはより多くの人が話し、より多くの映画やドラマ等で話している英語を選んだ方が話し相手も多いし、楽しめる機会も多いから効果的に勉強できると思います。

英会話学校でいろいろな英語に慣れる方が良いからと言って米国英語と英国英語の先生を混ぜて教える場合が多くありますが、それはまったくナンセンスな教え方です。学校側が同じ発音の先生を十分に並べることができないだけの事です。日本語を教える場合でも幼児に関西弁と東京弁を最初から混ぜて教える事はしないと思います。英語学習の初期はでき得るのであれば英語の力がかなりつくまではなるべく統一された英語で勉強すべきです。

いろいろな英語がある事を前提にすれば、英語の発音や聞き取りの練習には音素の狭い音に拘るのではなく、全ての英語に共通な音の特性を身につけるべきです。そうすることによりどのような英語の訛りにも対応できる英語が学習できます。

英語の場合は何れは英国英語や米国英語だけでなく、豪州英語や他の国の訛りの強い英語を理解する必要があります。

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