英語の発音練習と発音矯正の違い

発音の勉強には発音練習と発音矯正の2つの言葉がありますが正しく使い分ける必要があります。発音練習は繰り返し発音を練習することです。発音練習では通常は回数をこなすことで発音が楽に、なめらかな発音になりますので聞き易い発音になりますが、意識しない限りは発音がより良くなっているのではありません。例えば日本語でも台詞を何度か繰り返すと発音易くなるのと同じです。しかし正しい発音を知らない外国語の場合の場合は回数を繰り返すだけでは発音は自然な音になりません。

発音矯正は正しい発音に近づける行為ですが、必ずしも回数を多く繰り返すのでなく、自分の発音のまずいところ探しそれを矯正する意識を持って練習することが肝要です。英会話においては発音練習も発音矯正は大変重要ですので、慎重に取り組む必要があります。発音練習では繰り返すだけでも可能ですが、発音矯正ではいやでも自分の発音を録音して聞くということは避けられません。

文字であれば誰でもお手本と同じように書く事はできますが、音の場合は臨界期を過ぎると、聞いた音をそのまま繰り返すことは至難の業です。発音矯正の場合は単にモデル音を聞いて発音を矯正する事は難しいものです。

音はいろいろな情報を運んでくれますが、音は都合の良いように聞こえてしまう場合が多くあります。タモリの「空耳アワー」という番組で外国の歌の歌詞が日本語に似ていると紹介されるものです。なるほど非常に日本語に似ているのですが、英語やフランス語の文字をみると何でそんなに日本語の音に聞こえるのか不思議でなりません。これは自分の発音した事のない音は自分の発音できる音に置き換えるのではなく、日本語の字幕があるので耳がその日本語のように聞いてしまっているのではないかと思われます。つまり音が自分の都合の良い音に代わってしまったのだと思います。

私は英語発音教材のサイトで英語の発音がうまくなったの人の音を良く聞くことがありますが、その発音が非常に不自然に聞こえる場合があります。せっかく英語の発音を練習しているのに何故このような不自然な音にしてしまったのか残念に思うのです。原因は本人が発音をする場合にどのような音を目指すかは最初からはっきりと決めてないからだと思います。自分が望む発音はどのような発音が良いかを明確にしたら、常にその発音に近づいているかの判断ができないと行き着いた所が間違っていたことになりかねません。

発音教材で良く聞いてモデル音を真似しないさいというのがありますが、これはあまり親切とは言えません。真似が簡単にできるなら発音練習などそれ程必要としないはずです。臨界期を過ぎると簡単に真似ができな点が大きな問題です。真似をするとどうしても物真似になりある特徴だけ強調して真似てしまう危険もあります。ある発音教材で練習され、上手になったと言う方は必要以上に子音の音が強すぎて不自然に聞こえます。その音が好きなのだからそれでいいだろうと言うのも確かですが、不自然なの発音では発音し難いはずです。発音し難いと言う事は覚え難いし、英語を聞く場合にも聞き難い問題が発生すると思います。

このような間違いを避けるためには、自分の望む発音を正しく定め自分の発音がその音に近づいているか自分でチェックすることです。発音の先生に習うことも良いことですが、先生が間違った指導する危険もありますので、自分の望む発音は自分の耳で聞いて決めるべきです。先生が正しい発音を指導しているかどうかの見識は絶対に必要です。私が子音が気になったと言う発音教材は音声分析ソフトの診断も使っていますが、私はそれが原因ではないかと思っています。2次元の音声分析は音のタイミングと強弱が良く分かるためどうしても、その特性だけを強調しがちです。しかし、音はそんな簡単なものでなく、音の響きなどいろいろな要素も含まれています。そのためには実際の音を録音して耳で聞くのが一番確かな方法です。


少なくとも自分の発音が理想の音に近づいているかどうかが自分で判断できないのであれば発音矯正をする意味がありません。どんな調理の名人でも味の分からない人に旨い料理を教えることはできません。

そのためには生の自然な英語を聞くべきです。そして自分の好きな音を明確にすべきです。

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