英語の音声分析結果はどう使えるか

音声分析では音声録聞見という便利なソフトがあります。音声録聞見は、次の6つのプログラムで構成されています。音声分析ソフトとしてはいろいろな機能があります。

1.音声波形編集
音声の録音・再生、音声データファイルの読み込み・保存、音声の編集(削除、コピー、貼り付け、無音化、加算、Fade-In、Fade-Out等)を行います。編集画面の印刷を行うこともできます。 また、この音声波形編集プログラムから、直接サウンドスペクトログラムおよびピッチ抽出プログラムを呼び出し、編集した音声を渡してそのまま解析することもできます。おまけとして音声波形編集プログラムから「遅延エコー」というプログラムを呼び出すことができます。このプログラムは、音声を録音しながら、録音した音声を一定の遅延時間をおいて再生することができるプログラムです。

2.サウンドスペクトログラム
音声データファイルを読み込み、サウンドスペクトログラム分析を行います。音声の再生、解析結果の印刷を行うこともできます。

3.ピッチ抽出
音声データファイルを読み込み、ピッチ抽出を行います。音声の再生、解析結果のファイルへの保存、印刷を行うこともできます。

4.フォルマント分析
音声データファイルを読み込み、フォルマント分析とピッチ抽出を行います。音声の再生、解析結果のファイルへの保存、印刷を行うこともできます。

5.PARCOR分析
音声データファイルを読み込み、PARCOR分析とピッチ抽出を行います。音声の再生、解析結果のファイルへの保存、印刷を行うこともできます。保存した解析結果は、PARCOR合成プログラムで編集・合成して音声に戻して試聴・保存することができます。

6.PARCOR合成
PARCOR分析プログラムの解析結果を読み込み、編集・合成を行います。編集した解析結果のファイルへの保存、合成した音声の試聴・ファイルへの保存を行うこともできます。 しかしこの「音声録聞見」でもフォルマンとの動的な変化を解析することはできません。ピッチとか波形を動的に見ることができるだけです。人間の音声認識とはまったく違う面を見ており、いろいろな解析ができますが、人間の持つ聴覚と認識力には比較にもならないのです。

このような音声分析結果はどう使えるのでしょうか。科学的分析は必要ですが、その分析結果を詳細に得たからと言って学習や訓練の優れた手段にはなりません。競馬を好きな人は2005年の3冠馬のディープインパクトをご存知かも知れません。ディープインパクトの走り方は非常に詳細に研究されています。競馬では例えば1完歩とは4本の足で飛び上がって次に着地するまでの動作を言います。

ピッチ数とは1秒間の完歩数です。そして大事なのはエアボーンつまり滞空時間と滞空距離です。菊花賞出走の13頭のこれらの数値を比べるとディープインパクトが全ての数値で優れているわけでありません。ディープインパクトのピッチは2.36で滞空時間は0.124秒で滞空距離は263cmですが他の12頭でディープインパクトが一番優れているわけでありません。1完歩は754cmで13馬の中でベストですが米国の有名な3冠馬セクレタリアートは738cmでディープインパクトより数値は低いのです。これらの数値は大変大掛かりの装置を必要とします。競争馬総合研究所でもディープインパクトの強さの秘密をこのような科学データから解析しようとしています。

しかしこの大掛かりなシステムを持って得られる科学的分析結果も、馬はどう走るべきかという決論として出てくるのは理想的ある数値の組み合わせではありません。理想的な走り方はその馬の体格や血統などから判断して、1完歩距離とピッチと滞空時間と滞空距離のバランスの良さになるそうです。

そのバランスも黄金分割のように数値があるわけでは無いようです。ディープインパクトの数値で分かることはバランスが重要だと言う事だけであって、そのバランスは結局は馬を調教して何度も走らせて少しづつ知るしかないのです。

英語の発音も望むべき数値があるのでなく、音の流れと全体の相対的なバランスが大事で結局は自分で聞いてバランスを知るしかないのです。

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